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機材レビュー EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

機材レビュー EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

16年ぶりにリニューアルを果たしたCanon製望遠レンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を購入しました。

 

昨年12月の発売と同時に入荷待ちの状態が続いているキヤノン製レンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」の機材レビューになります。
自分は発売前の予約をしておらず、すぐに必要なものでもないし、他の方のレビューを見てから買おうと思っていました。
というのもキヤノン曰く「EF70-200mm F2.8 L IS II USMと同等以上の画質を実現した」というのがイマイチ信じられなくて、これはさすがに言いすぎでしょと半信半疑だったのです。
しかし発売後に続々と上がる作例を見てみると相当に良さそうな性能だったので、これは乗り遅れたと思い速攻で注文してしまいました。

既に品切れの商品なので1ヶ月待ちは覚悟の上で世界のweb通販Amazon.co.jpで注文しましたが、そこはさすが世界のweb通販Amazon.co.jpだけあって注文から約1週間で届きました。
届いたのは2015年1月中旬だったということで、約3ヶ月ほど使用したレビューになります。

 

 

 

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM レビュー

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今まで使ったレンズで一番長いのは200mmだったので、テレ端400mmは自分にとっても初めての体験になります。
正確には200mmに×2のテレコンかまして使ったことはありますが、画質とAFがイマイチで一瞬で使わなくなったのでほとんど印象に残ってない。
なので素のレンズのままでの400mmは非常に楽しみで、撮影スタイルも当然大きく変わると思うと身が引き締まります。

 

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今回のリニューアルで防塵防滴に対応したためズームは直進式から回転式に変更。
他のEFレンズが回転式なので操作性の統一という理由もあるそうですが、直進式のファンも多いみたいですね。
直進式の方が絶対に操作は早いけど、固定するのが大変そうなので自分は回転式でいいかな。
直進式も一度使ってみたいとは思っているのですが。
トルクリングは自分にとっては初めて使う機構になりますが便利ですね。
一度合わせたらあまりいじらないけど、ユーザーが好みでカスタマイズ出来る部分というのはあると嬉しい。

 

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EFレンズで初の機構としてフードにPLフィルターの回転操作が出来る窓が付きました。
写真家のルーク・オザワさんはI型のフードに穴を開けていましたが、プロの方のフィードバックから採用された機能かも知れませんね。
で、調子に乗ってPLフィルターも買ってしまいましたけど、これはめちゃめちゃ便利ですね。
ただロックが緩くてバッグの中に入れておくと勝手に開いたりするので、使わない人には邪魔なギミックになってしまうかも。
PLフィルターを使わない撮影の場合はパーマセルテープなどで窓を固定しておくと良さそうです。

 

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装着して振り回した印象はEF70-200mm F2.8L IS II USMと変わらず、1DXとだと重さのバランスも良さそうでした。
カタログ的には「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」のほうが若干重いようです。
購入してから羽田にしょっちゅう行っていましたが、ほとんどこのレンズを付けた方々ばかりでした。
瞬く間にこのレンジでの標準装備の座に就いてしまった印象のあるレンズです。

 

 

 

ワイド端、テレ端での解像度の確認

それではここではワイド端及びテレ端での解像力の確認をしてみます。
羽田空港第2ターミナル展望デッキでの撮影で、同じショットを複数枚撮影し良好なものを選びました。
使用しているボディやレンズの個体差によって多少変わる部分でもありますので、あくまで参考までに見ていただければと思います。
正確な性能に関してはテストチャートを撮影するべきですが、実際のシチュエーションでの撮影になりますので、撮影環境の影響で本来の性能ではないかも知れませんのでご了承下さい。

 

 

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ワイド端での撮影、フォーカスポイントである赤枠及び周辺の黄枠を等倍で切り出してみました。
赤枠の画像、かなり細かいですがリベットのディティールも良好に出ており、にじむこと無く描写しているように思えます。
周辺を切り抜いた黄枠の画像を見ても色収差などもなく良好ですね。

 

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テレ端での撮影、フォーカスポイントである赤枠及び周辺の黄枠を等倍で切り出してみました。
赤枠の中央部、400mmでこのクッキリ具合は素晴らしいです。
黄枠の周辺部は赤枠の測距エリアより奥すぎて参考にならないかもしれませんが、こちらもワイド端同様に良好な画質でありました。

 

正確な解像度チェックではありませんが、切り出し前の全体画像をみてもかなり良好な画が出てきています。
F値によって周辺の状態も変わるとは思いますが、まずはかなりしっかりしたレンズであると認識出来たと思います。

 

 

400mm 1/80秒でISのチェック

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4段分の手ぶれ補正を実現するISを搭載ということで、手ブレの影響をより受けやすい望遠での撮影でも表現の幅が広がります。
EFレンズユーザーであれば多数の人が恩恵を受けているであろうISですが、この「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」では従来モデルの2段分よりも更に強化されたものが搭載されています。
と、数字で言われてもなかなかピンとこないので、赤枠部分を拡大して実際にどの程度の効果があるのか試してみました。

 

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テストは400mm、mSS1/80秒にて【ISオン】と【ISオフ】で5枚ずつ撮影し比較しました。
手持ちでの400mm、1/80秒はかなり厳しく、手ぶれ補正が無くてはまずブレる設定だと思います。

結果は【ISオン】での5枚は全てブレ無しという素晴らしい結果、【ISオフ】のものは比較画像のように全てブレていました。
比較テスト用ということもあり意識してしっかりと構えて撮影しましたが、正直なところISオンであっても1枚くらいはブレるだろう、ISオフでも1枚くらいはブレずに撮れるだろうと思っていました。
他のEFレンズも同様ですが、今回搭載されたISもかなり信頼のできる機能であると思います。

 

 

周辺光量落ちについて

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周辺光量落ちはやはりそれなりにあります。
が、周辺光量落ちに関しては後の現像でいくらでも補正が可能なので、特にナーバスになることも無いでしょう。
もしかしたら設計で周辺光量をもっと改善することも可能かもしれませんが、それにより歪みや色収差など他の光学性能が落ちてしまったら元も子もないですし。

 

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上のサムネイルの中の1枚を現像してみました。簡単な処理で周辺光量落ちは除去することが可能です。
もはや周辺光量落ちは後処理で補正すると思っていますので問題は無いですが、撮って出しなどをする方は中央部の美味しい部分だけを使える7D2などのAPS-Cボディが良いかもしれません。
特にヒコーキを撮るならこの「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」と7D2の相性は最高だと思うので7D2欲しいです。

 

 

 

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMでの作例

あとは撮ってきた作例などを載せていきます。
最終出力したものですので各種調整やトリミングなどもしていますが、こういうの撮ってるんだ程度に御覧ください。

 

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200mmでは少し足りなかった羽田のC滑走路も100-400mmなら余裕に。チキンなので300mmでトリミングしていますが・・・^^;
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圧縮効果でエンジンが大きく迫力満点に。
このレンズはエクステンダー×1.4装着時に現行機種だと1DX、5D3、7D2のみにおいて中央F8に対応します。
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日本の民間航空会社では退役してしまったB747もルフトハンザ機などで見ることができ、これは747ファミリーでは最新の747-8ですね。
フルサイズだとここまでですが、7D2だったら羽田のC滑走路でもギヤアップするまで追えそうです。
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羽田第2ターミナルからD滑走を離陸するB787を撮影。
かなりトリミングしていますが、アンチコリジョンライトが点いた瞬間が撮れて満足。
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冬の間は羽田第2ターミナルから朝日をバックにしたショットが撮れるので通っていました。
朝日にバッチリ重ねたくて通っていたのですが、いざ成功したら爆発しているようにしか見えなったのでそれはボツに。

 

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ところ変わって今度は東京駅で新幹線を。新幹線はカッコイイですね、日本の誇りです。
AFも早く正確で1DXのAIサーボとの相性も素晴らしく、自分のようなド素人でもピントずれがほぼありません。
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東海側はN700系ばかりですが、東日本側はE5など多彩な新幹線を見ることが出来ます。
望遠だと圧縮効果で架線にも迫力が出てかっこいい。
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お気に入りの1枚。E4に映るE5。

 

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今度は上野動物園で。
このレンズは猿の毛の一本一本までバッチリ解像してくれています。
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動物園だと全域で活躍するこのレンズですが、最短撮影距離が0.98mというのがポイント高いです。
というのも、動物の名前が書いてある看板撮影するのにめっちゃ便利なんですよ。
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みんな大好きハシビロコウさん。
これは撮って出しの画ですが、基本的に全ての写真は解像感が高く撮影出来ており、非常に満足出来るレンズです。

 

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今度はサーキットにて。スーパーGTの2015シーズン、富士合同テストの写真です。
今期からGSRはSLSに変更になっており、これを見るために来たようなものです。
ずっと流し撮りをしていて、これはトリミングが不必要なほどピッタリ収まっていたので嬉しいです。
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こちらはStudie Z4ですね、昨年までのミクZ4のイメージが残っているのでZ4はかっこいい。
サーキットでの100-400mmはかなり有用で、使っている方も多く見受けられました。
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この日はほとんどプリウスコーナーで撮影していました。
前に来た時は70-200だったので全然足りませんでしたが、100-400だとコーナーに入る前以外は全てカバーできるので重宝します。
レンズフードに付けられたPLフィルター用の窓も素晴らしく便利で涙が出ます。

 

以上、100-400mmが有効に使えそうな複数のシチュエーションでの撮影でした。
自分はこの中だと飛行機撮影が圧倒的に多くなると思うのですが、周囲を見ても100-400mmの使用者がものすごく多いシーンでした。
飛行機にしても電車にしてもスーパーGTにしても、瞬時に対応するには100-400mmの焦点域を持つこのレンズは最強です。

 

 

最後に使ってみた感想

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迷っている人は迷っている時間を無駄にしてはいけない。
日々価格をチェックしている時間があるのなら、早く手に入れて外に撮りに行きましょう。

ほんとこう言いたくなるくらい素晴らしいレンズです。
自分は前モデルを使ったことが無いのですが、複数の比較記事を見る限りかなり解像感が向上しています。
今回のテストでもISの効果は確認できたし、最近の高画素機の登場もあるのか、レンズの性能の底上げが進んでいる気がしますね。
先日登場した5Dsなどの50MP機、また噂ですが5D4は今よりも画素数があがるような話もありますし、レンズのリニューアルも必然なのかなと。
キヤノン曰く「EF70-200mm F2.8 L IS II USMと同等以上の画質を実現した」というのも納得できる謳い文句です。
個人的にはEF70-200mm F2.8 L IS II USMのキレにはさすがに及んでいないかなと思うけど、なんかどっちも良すぎてよく分からなくなってしまいましたw

で、1DXとの組み合わせも歩留まりが良いし重宝しているのですが、気になっているのが7D2との組み合わせです。
キヤノン自体もかなり推しているコンビで、実際にその組み合わせで使用しているユーザーも多い。
少し気になる周辺光量落ちの影響を受けずに美味しいところだけを使えるし、7D2の性能自体もかなり高いので良い描写も期待できる。
しかも100-400mmを7D2に付けると160-640mmになるんだから、ヒコーキや野鳥などを撮るならかなり魅力的なセットですわ・・・

あっ、レンズのまとめなのに7D2の話になってしまいましたが、とにかくこのレンズはかなり良いですね。
写真を撮るのがまた楽しくなってしまいましたよ!

 

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